【電験三種】最短で合格できる電力の勉強方法
今回は電験3種の電力対策についてです。
電験は難しそうですが、
素人初学者でも独学で合格できます。
(電験三種全般の記事はこちら↓↓↓)
まず電力の出題形式ですが、
電力も他の科目同様にA問題、B問題があります。
A問題は暗記メイン、
B問題は計算メイン
と、全体では暗記がやや多めといった内容で、
知識がないと解けない&計算方法を理解していないと解けない
というように、厄介な科目となっております。
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<目次>
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電力の出題範囲
電力の出題範囲ですが、
試験センターから公式で出ている案内は、
電力:発電所及び変電所の設計及び運転、
送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の
設計及び運用並びに電気材料に関するもの
となっており、
理論や法規と比べると
出題範囲は明確ではないでしょうか。
とは言うものの、
これだけではどんな問題が出るかよくわかりませんね。
そこで重要なことは
過去問の分析になります。
傾向を把握することで的を絞って対策できます。
電力の過去問分析
過去7年分の過去問を分析しました。
電力の出題範囲は、ざっくりと分けて
以下のように分類できます。
<A問題>
・各種発電
・送電線路
・配電線路
・変圧器
・地中電線
・保護装置
・その他知識を問う問題
<B問題>
・各種発電
・送電線路
・配電線路
・変圧器
・力率改善
・変電所
年度ごとの出題を分類した表は以下の通りです。
○:暗記問題
●:計算問題
良く出る問題が固定されていますね。
AB問題を合わせると、
各種発電関連で約30~40点程度
送配電線路関連で約30~40点程度
あり、
これらで合格点の60点に到達します。
つまり、これらを完璧に理解していれば
他の細々としたものは覚える必要がないと
言っても過言ではありません。
さらに、B問題においては
他の分野についても出題範囲は限定的であり、
かつ、
過去と似た傾向の問題が出題されます。
電力の対策ポイント
過去問分析から、効率的に対策するには
以下のように学習するとよいでしょう。
1.各種発電、送電線路をしっかり理解し、
A,B問題を解けるようにする
(12問、60点稼ぐ)
→これだけで合格点に届きます。
2.傾向が変わったときの備え、
A問題でたまに出題される
保護、地中電線、絶縁、支持物の問題も
解けるようにしておく(2問、10点稼ぐ)
これで無駄な勉強をせずに合格点に行くことができます。
他の科目に比べ対策がシンプルですね!
具体的な勉強方法ですが、
これは問題集+過去問をひたすら繰り返し解く、
に尽きるでしょう。
すでに理論の勉強をしていると思いますので、
解説等を見れば理解もしやすいと思います。
試験直前には予想問題集などで実力を試してもよいかもしれませんね!
まとめ
いかがでしょうか。
電力は暗記と計算が入り混じった科目ですが、
出題傾向はわかりやすく対策しやすいです。
上記のように優先順位を付け、早くから対策しておけば
合格点は取れると思います。
また、理論、機械、法規対策についてはこちらにまとめています。
※今回記載した出題傾向は記事執筆時のものです。
今後出題傾向が大きく変わる可能性があります。