【電験三種】最短で合格できる法規の勉強方法
今回は電験3種の法規対策についてです。
電験は難しそうですが、
素人初学者でも独学で合格できます。
(電験三種全般の記事はこちら↓↓↓)
まず、法規は電験においてミスできない重要分野です。
出題内容は『暗記+簡単な計算』なので
時間をかければ点はとれますが、
他の分野と違い1問当たりの配点が高く、
ひとつのミスが命取りとなります。
(理論、電力、機械は1問5点、法規は1問6~7点)
しかも、法規の出題範囲は広く、
万遍なく法律を覚えておく必要があります。
法規を最後にとっておく、という人も多いと思いますが、
私は反対です!
法規は早い段階から細く長く取り組んでおきましょう!
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<目次>
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法規の出題範囲
法規の出題範囲ですが、
試験センターから公式で出ている案内は、
法規:電気法規(保安に関するものに限る。)
及び電気施設管理に関するもの
となっており、正直よくわかりませんね。
ひとつ言えることは、
「電気保安、施設管理」ならなんでもアリで
範囲が広いということです。
そこで重要なことは
過去問の分析になります。
範囲は広くても、傾向を把握していれば対策できます。
法規の過去問分析
過去7年分の過去問を分析しました。
法規の出題範囲は、ざっくりと分けて
以下のように分類できます。
<A問題> ※ほぼ暗記問題
・電気設備技術基準
・電気設備技術基準の解釈
<B問題> ※ほぼ計算問題
・法令に関係する計算問題
・法令に関係しない計算問題
それぞれ細かく分類した表は以下の通りです。
⚪︎:暗記問題
⚫︎:計算問題
・・・範囲広いですね!
毎年新しい出題があるので分類するのも苦労しました。。。
見て分かるように、
過去問を2~3年分やればOK、
というわけではないですね。
テキスト、問題集、過去問と幅広く学習し、
どんな問題が来ても対応できるようにする必要があります。
これが早くから勉強を始めなくてはならない理由です。
ただし、広いといっても
出題されやすい分野は比較的決まっています。
A問題の法令暗記に関しては、
・電気工作物
・接地工事
・保護装置
・各種電線、配線
は何かしら出題されています。
また、B問題はもっと単純で
表の10分野程度から、
傾向の似た問題が出題されています。
さらに配点をみると、
B問題は40点/100点を占めており
高配点となっております。
法規の対策ポイント
過去問と配点を分析すると、
法規の攻略方法が見えてきますね。
法規を攻略するためには、
- B問題の計算をしっかり理解し、ミスをしない(5〜6問、30~40点稼ぐ)
- A問題の暗記は比較的出やすい分野を完璧に覚える(3問、18点程度稼ぐ)
- A問題の他の分野も広く押さえておく(2問、12点程度稼ぐ)
ことで合格点に届きます。
ただし、重要なB問題は
年により難易度の高い問題が出題されるため
注意が必要です。
B問題で失敗したときのために、
A問題も軽視してはいけないことを忘れずに・・・。
具体的な勉強方法ですが、
これは問題集+過去問をひたすら繰り返し解く、
に尽きるでしょう。
法律なので、法律を読んで丸暗記する!
というのはやめた方がいいでしょう。
範囲が広すぎて覚えられませんし、
時間の無駄です。
辞書として参考書もあるといいと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
法規は暗記と計算が入り混じった難しい科目ですが、
上記のように優先順位を付け、
早くから対策しておけば
合格点は取れると思います。
また、理論、機械、電力対策についてはこちらにまとめています。
※今回記載した出題傾向は記事執筆時のものです。
今後出題傾向が大きく変わる可能性があります。