【電験三種】最短で合格できる機械の勉強方法
今回は電験3種の機械対策についてです。
電験は難しそうですが、
素人初学者でも独学で合格できます。
(電験三種全般の記事はこちら↓↓↓)
機械は後にとっておく方が多いかと思います。
私自身、理論・電力と科目合格し、
3年目で機械を取りました。
機械も他の科目同様にA問題、B問題があります。
A問題は暗記、計算半々程度、
B問題はほぼ計算
と、理論ほどではありませんが、
解き方を理解しないと攻略できません。
最後にしていたのに落として科目合格無効になった・・・
なんてことがないよう、しっかり学習しましょう。
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<目次>
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機械の出題範囲
機械の出題範囲ですが、
試験センターから公式で出ている案内は、
機械:電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、 自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理に関するもの
となっており、
理論や法規と比べると出題範囲は
明確にされているのではないでしょうか。
とは言うものの、
これだけではどんな問題が出るかよくわかりませんね。
そこで重要なことは
過去問の分析になります。
傾向を把握することで的を絞って対策できます。
機械の過去問分析
過去7年分の過去問を分析しました。
機械の出題範囲は、ざっくりと分けて
以下のように分類できます。
<A問題>
・直流発電機、電動機
・誘導発電機、電動機
・同期発電機、電動機
・総合問題
(各種発電機、電動機の違いや原理を問う問題)
・変圧器
・情報処理
・自動制御
・他、知識を問う問題
<B問題>
・同期発電機、電動機
・誘導発電機、電動機
・変圧器
・パワーエレクトロニクスの回路
・自動制御
・情報処理
・照明
・熱
年度ごとの出題を分類した表は以下の通りです。
○:暗記問題
●:計算問題
良く出る問題が固定されていますね。
AB問題を合わせると、
直流機、誘導機、同期機、変圧器だけで
55点分占めていることがわかります。
これは合格点圏内であり、
これらを完璧に理解していれば
他の細々とした分野の優先順位は落としてよいと言えます。
さらに、B問題においては
他の分野についても出題範囲は限定的であり、
かつ、
過去と似た傾向の問題が出題されます。
そして、
問17、18は選択問題であるため、
当日の難易度を見て解ける方を解けばよいのです。
機械の対策ポイント
過去問分析から、効率的に対策するには
以下のように学習するとよいでしょう。
1.各種発電機、電動機をしっかり理解し、
A,B問題を解けるようにする
(9~11問、45~55点稼ぐ)
2.B問題の他の問題は少なくとも半分は
解けるようにしておく(2〜3問、10〜15点稼ぐ)
→これだけほぼ合格点に届きます。
さらに、余裕を持つため
3.AB問題で共通のパワーエレクトロニクス回路、
情報処理、自動制御ではA問題も解けるよう
にしておく(2問、10点稼ぐ)
これで無駄な勉強をせずに合格点に行くことができます。
具体的な勉強方法ですが、
これは問題集+過去問をひたすら繰り返し解く、
に尽きるでしょう。
すでに理論の勉強をしていると思いますので、
解説等を見れば理解もしやすいと思います。
試験直前には予想問題集などで
実力を試してもよいかもしれませんね!
まとめ
いかがでしょうか。
機械は暗記と計算が入り混じった科目ですが、
出題傾向はわかりやすく対策しやすいです。
上記のように優先順位を付け、早くから対策しておけば
合格点は取れると思います。
また、理論、電力、法規対策についてはこちらにまとめています。
※今回記載した出題傾向は記事執筆時のものです。
今後出題傾向が大きく変わる可能性があります。